【サン・ムーン】WCSポケモン考察9 (VGC2017) 〜しんちょうアローラガラガラ〜
どうも、わらびもちです。今回は、性格をメジャーである「いじっぱり(A↑C↓)」ではなく、「しんちょう(D↑C↓)」にし、特殊耐久を上げ、カプ・テテフなどの特殊アタッカーに、強く出れる型を考察したいと思います。
①どんなポケモン?
7世代に入り、アローラの姿を手に入れた初代からいるポケモン。タイプは、シャンデラなどと同じく、「ゴースト・ほのお」であり、特性「ひらいしん」を込みで考えると、半減以下にできるタイプが10個(無効3個)もある優秀なタイプである。また、WCSルール(VGC2017)において、猛威を奮っている、テッカグヤやカミツルギなどの「はがね」ポケモンや、カプ一族に強いことも長所のひとつです。
そして、このポケモンには、専用道具である「ふといほね」というものがあり、この道具の効果は、攻撃実数値を2倍にするというものです。この道具によって、A252「こだわりハチマキ」持ちガブリアス(性格補正なし)よりも高い攻撃力を持つことができます。
上記にから見て分かる通り、少々オーバーキルな攻撃威力であるため、攻撃は最低限にし、特殊耐久にその分の努力値を回そうとしたのが、今回考察する型です。
②種族値
合計種族値は低いものの、特攻と素早さが極端に低く、また、攻撃も「ふといほね」で補えるため、種族値の足りなさは余り感じません。しかし、H252振り程度であると、持ち物なしカプ・テテフ(性格補正有り)のサイコフィールド下サイコキネシスで乱数1発(43.8%で倒される)と、耐久面に関しては、物足りなさを感じるかも知れません。
③役割の持てるポケモン(1対1対面で勝てるということです。)
〜安定して倒せるポケモン〜
など
〜型によるポケモン〜
→火力UPアイテムを持っていない場合、確定耐えだが、「いのちのたま」持ちであると、乱数1発 (56.3%で倒される)であり、安定しない。できれば、フィールドを塗り替えたいところである。
→今回紹介する型は、素早さに28振っているため、基本的に同族争いには勝てるが、最速や準速も一定数いるため、安定しない。
→シャドーボールぐらいしか、有効打がないため、撃ち合いには勝てる。しかし、こちらから一撃で倒せるわけではないため、相手にしないのが無難である。
④育成論
ガラガラ(アローラのすがた)@ふといほね
性格:しんちょう(D↑C↓)
特性:ひらいしん
努力値:H220 A100 B4 D156 S28
実数値:163-113-131-×-132-69
技:フレアドライブ/シャドーボーン/ホネブーメラン/まもる
(1)持ち物
・高水準の攻撃威力を手に入れたいため「ふといほね」。
(2)性格
・対カプ・テテフやコケコライチュウ性能を上げるため、「しんちょう(D↑C↓)」にした。攻撃は、性格補正を掛けなくても十分にある。
(3)特性
・「ひらいしん」にすることによって、自身の対「でんき」性能を高めることができ、また、味方のポケモンを相手の「でんき」技から守ることができる。「フレアドライブ」の反動により、耐久が低くなることが嫌ならば、「いしあたま」でも良いが、そうすると、カプ・コケコに対し、役割を持つことができない。
(4)努力値
・攻撃は、無振りカプ・コケコを、「フレアドライブ」で確定1発になるまで振り、ダウンロード対策で、防御=特防−1となるように振った。そして、素早さは同族意識で28振り、あまりをHPに振った。素早さを28も振ることによって、大抵のオニシズクモや、クワガノンに上から攻撃でき、とても便利であった。
(5)技
・タイプ一致技である、「フレアドライブ」と「シャドーボーン」は確定として、カプ・コケコやウツロイドに対し、「きあいのタスキ」を無視して倒せる「ホネブーメラン」、ダブルバトルにおいて汎用性の高い「まもる」を採用した。「ホネブーメラン」の枠は、「いわなだれ」や「じしん」にする人も多くいるが、味方を巻き込まず、ミミッキュに対しても打てる、「ホネブーメラン」がおすすめである。
⑤ダメージ計算
〜攻撃編〜
(1)フレアドライブ
無振りカプ・コケコ→確定1発(100%〜118.6%)
H252テッカグヤ→確定1発(123.5%〜145%)
性格↑HB252テッカグヤ→乱数1発(89.2%〜105.8%)∴37.5%で倒せる
H252アローラベトベトン→確定2発(75.4%〜89.6%)
「しんかのきせき」持ちH252ポリゴン2→乱数2発(48.4%〜57.8%)∴93.8%で2発で倒せる
(2)シャドーボーン
H252カプ・テテフ→確定1発(128.8%〜152.5%)
無振りカプ・コケコ→確定2発(71%〜84.8%)
無振りガブリアス→確定2発(51.3%〜61.2%)
H252アローラガラガラ→確定1発(100.5%〜119.7%)
H252オニシズクモ→確定2発(55.4%〜65.7%)
(3)ホネブーメラン(1発分)
H252ウインディ→43.6%〜51.7%
※同条件A1↓の場合→29.4%〜35.5%
無振りカプ・コケコ→56.5%〜67.5%
無振りミミッキュ→33%〜39.2%
H252ギガイアス→30.2%〜36.4%
〜防御編〜
(1)物理耐久
A252ガブリアスのダブル補正有りじしん→確定2発(71.1%〜85.8%)
性格↑A252ギガイアスのダブル補正有りいわなだれ→確定2発(62.5%〜73.6%)
性格↑「いのちのたま」持ちA252ミミッキュのシャドークロー→確定2発(76.6%〜90.7%)
性格↑A252ギャラドスのたきのぼり→確定2発(82.2%〜99.3%)
(2)特殊耐久
性格↑C252カプ・テテフのサイコフィールド下サイコキネシス→確定2発(71.7%〜84.6%)
同条件+「ふしぎのプレート」→乱数1発(85.2%〜101.2%)∴6.3%で倒される
同条件+「いのちのたま」→乱数1発(93.2%〜109.8%)∴56.3%で倒される
「いのちのたま」持ちC252カプ・テテフのサイコフィールド下サイコキネシス
→確定2発(83.4%〜98.7%)
C252ウツロイドのパワージェム→確定2発(74.8%〜89.5%)
同条件+「いのちのたま」→乱数1発(97.5%〜116.5%)∴93.8%で倒される
性格↑「もくたん」持ちC252コータスの晴れ下ダブル補正有りふんか
→確定3発(39.8%〜47.2%)
性格↑「こだわりメガネ」持ちカプ・レヒレのダブル補正有りだくりゅう
→乱数1発(84.6%〜100.6%)∴6.3%で倒される
無振りポリゴン2のシャドーボール→確定3発(35.5%〜42.9%)
性格↑C252ポリゴン2のシャドーボール
→乱数2発(47.8%〜57.6%)∴90.2%で2発で倒される
⑥PGLデータ(2017年3月9日現在)
⑦育成論のPokemonShowdownのテキスト
Marowak-Alola @ Thick Club
Ability: Lightning Rod
Level: 50
EVs: 220 HP / 100 Atk / 4 Def / 156 SpD / 28 Spe
Careful Nature
- Flare Blitz
- Shadow Bone
- Bonemerang
- Protect
⑧最後に
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